CDやハードディスクプレーヤー、MP3などのデジタル音源が音楽界をリードする今日、青春の音色だったアナログレコードは静かに、人々の暮らしから消えつつある。今こそ、あのころの音色に耳を澄ませ、懐かしい音の世界に飛び込んでみよう。
そこで今回は「今、アナログレコードを聴くにはいくらかかるか」を調査してみた。
まず、レコードを聴くために必要な「ハード」から見ていこう

| 機器名 | 用途 | 価格帯 | 商品点数の高い価格帯 |
|---|---|---|---|
| ターンテーブル | レコード盤を回転させるプレーヤー。一般的に「レコードプレーヤー」と呼ばれることが多い。 | 6千円〜130万円 | 3万円台 |
| アンプ(インコライザーアンプ) | 音の調整をする機器。外付けが多いが、スピーカーやターンテーブルに組み込まれているものもある。 | 5千円〜180万円 | 3万円台 |
| スピーカー | 音を出すための装置。 | 2千円〜180万円 | 2万円台 |
| レコード針 | レコード盤の溝から振動を得る針。 | 2千円〜8万円 | |
| カートリッジ | 針から得た振動を電気信号(音)として読み取る装置で、トーンアームの先に取り付ける。 | 3千円〜8万円 |

店頭では、回転方法により「ベルトドライブ」「ダイレクトドライブ」などに分けられて陳列されていることが多い。
「ベルトドライブ」はゴムベルトを用いてテーブルをまわし、「ダイレクトドライブ」は内蔵のモーターから直接テーブルを回す仕組みとなっている。一般的に前者の方が安価だが、長期間使うとゴムの劣化などにより、回転速度が変わるといったトラブルも起きるようだ。
ちなみに、ダンスミュージックなどのDJが行う「スクラッチ」(キュキュッとレコードを逆回転でこすり付けるプレー)というテクニックがあるが、実はあれができるターンテーブルのほとんどが「ダイレクトドライブ」なのだ。DJプレーに挑戦したい、と考えている人は覚えておくといいだろう。

アンプはターンテーブルとスピーカーの間に取り付ける装置で、「音の仲立ち」の役割を担っている。最近のCDコンポなどでは、コンポ本体にアンプ機能が組み込まれているため、外付けのアンプを必要としないが、古い型のターンテーブルでは、別途アンプが必要な場合が多い。
CDコンポのスピーカーやパソコン付属のスピーカーなどを、アナログレコード用のスピーカーとして使うこともできる。接続ケーブルの型が合わない場合には、変換ケーブルを用いてアンプとスピーカーをつなごう。

レコード針とカートリッジは種類が多く、ターンテーブルの仕様から慎重に選ぶ必要がある。
レコード針はメーカー・形状・素材などによって異なり、数千種類が流通しているといわれる。合致する針がお店にない場合は互換性のあるものを利用してもOKだ。
カートリッジのタイプは大きく分けて2種類。「MM型」「MC型」があり、「MM型」はカートリッジから針が取り出せ、「MC型」は取り外せないようになっている(一体になっている)。価格は一般的に、「MM型」の方が安価で3千円から2万円、「MC型」は1万数千円から8万円台のものが多い。
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