ハコスカ、ヨタハチ、エスロク、エスハチ、ベレG、パブリカ・・・。こんな言葉に聞き覚えはないだろうか。
高度経済成長期に次々と登場した大衆車や、その走りに無限の可能性を感じさせてくれたレーシングカー。絶版となった現在でもどらく世代を魅了してやまないクルマに会いに行こう。



埼玉県三郷市にある朝日自動車販売は、国産の絶版車を専門に販売している。
「絶版車というのは、オーナーが思い入れで乗るクルマです。1台1台が個性を持っており、誰でも簡単に運転できるようなものではありません。乗り手がクルマと真剣に向かい合い、癖や機嫌を学んでいくことで、ようやく仲良くなれるのです」と話すのは、専務取締役の宮内秀明さん。
同社は5年前からインターネットでも販売を始め、多い時には月間35万アクセスを誇る有名ショップへと成長。北海道から沖縄まで、全都道府県への納車実績があるという。人気車種で状態の良いものになると、Web掲載後、数時間で問い合わせが入ることもある。宮内さんは、絶版車について次のように語る。
「当時のクルマは、作る側にも、買う側にも、強い思い入れがありました。作り手は『良いクルマを作ろう』という気持ちから、コストの高いメッキなども使用して、しっかりしたクルマを作っていました。買い手にも、例えばレースを通じて日本の技術の発展を見せてくれたスカイラインへの憧(あこが)れや、合併でカラーが薄れていったプリンスへの郷愁など、それぞれの思いがあります」
時代を経ても色褪(あ)せることのない、作り手と買い手の思い。それが、絶版車の人気を作っているのだろう。
とはいえ、古いクルマだけに、購入の際には注意が必要だ。宮内さんも「信頼できる業者を選ぶことが大切」と指摘する。修理や整備の対応、販売時の状況、購入後に修理が必要になる箇所など、きちんと把握しておきたい。なにしろ30年、40年前のクルマになると、交換の部品もすぐには見つからないのだ。
宮内さんいわく、部品交換が必要なケースでは、まず中古品を探すのだという。しかし、出てきた部品も良い状態とは限らない。そんな時には、ダメになった部品と中古の部品の両方をバラし、良いところだけ組み合わせて、ひとつの部品を作りあげる。整備に最長で9カ月かかったクルマもあるのだとか。
価格については、「相場はなんとなくあるけれど、あってないようなもの」と宮内さん。何より肝心なのはクルマの状態で、「程度が悪ければ安くなります。程度の良いものの中でも、ワンオーナーや、あまり距離を走っていないなど、より程度が良いものが高価になります」と説明してくれた。この点は、一般的な中古車と同様だ。
それでは、実際の絶版車の価格について紹介しよう。(朝日自動車販売での販売価格)









朝日自動車販売株式会社
http://www.rakuten.co.jp/sepia/
旧車・絶版車の専門店。インターネットを通じて、全国からの注文を受け付ける。実車だけではなく、パーツや小物の販売も。

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