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番外編4 あの頃のクルマに再会しよう

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ハコスカ、ヨタハチ、エスロク、エスハチ、ベレG、パブリカ・・・。こんな言葉に聞き覚えはないだろうか。

高度経済成長期に次々と登場した大衆車や、その走りに無限の可能性を感じさせてくれたレーシングカー。絶版となった現在でもどらく世代を魅了してやまないクルマに会いに行こう。

憧れのクルマに乗ろう

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試運転のために車検がついている全てのクルマに乗っていると語る、朝日自動車販売の宮内秀明さん。
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もともとは自動車整備工場として、昭和29年に創業した。古いクルマの整備を請け負っているうちに絶版車オーナーの間で評判となり、手放す際に持ち込まれたクルマなどが集まって、20年ほど前に絶版車専門店となった。
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埼玉県三郷市にある朝日自動車販売は、国産の絶版車を専門に販売している。

「絶版車というのは、オーナーが思い入れで乗るクルマです。1台1台が個性を持っており、誰でも簡単に運転できるようなものではありません。乗り手がクルマと真剣に向かい合い、癖や機嫌を学んでいくことで、ようやく仲良くなれるのです」と話すのは、専務取締役の宮内秀明さん。

同社は5年前からインターネットでも販売を始め、多い時には月間35万アクセスを誇る有名ショップへと成長。北海道から沖縄まで、全都道府県への納車実績があるという。人気車種で状態の良いものになると、Web掲載後、数時間で問い合わせが入ることもある。宮内さんは、絶版車について次のように語る。

「当時のクルマは、作る側にも、買う側にも、強い思い入れがありました。作り手は『良いクルマを作ろう』という気持ちから、コストの高いメッキなども使用して、しっかりしたクルマを作っていました。買い手にも、例えばレースを通じて日本の技術の発展を見せてくれたスカイラインへの憧(あこが)れや、合併でカラーが薄れていったプリンスへの郷愁など、それぞれの思いがあります」

時代を経ても色褪(あ)せることのない、作り手と買い手の思い。それが、絶版車の人気を作っているのだろう。

とはいえ、古いクルマだけに、購入の際には注意が必要だ。宮内さんも「信頼できる業者を選ぶことが大切」と指摘する。修理や整備の対応、販売時の状況、購入後に修理が必要になる箇所など、きちんと把握しておきたい。なにしろ30年、40年前のクルマになると、交換の部品もすぐには見つからないのだ。

宮内さんいわく、部品交換が必要なケースでは、まず中古品を探すのだという。しかし、出てきた部品も良い状態とは限らない。そんな時には、ダメになった部品と中古の部品の両方をバラし、良いところだけ組み合わせて、ひとつの部品を作りあげる。整備に最長で9カ月かかったクルマもあるのだとか。

価格については、「相場はなんとなくあるけれど、あってないようなもの」と宮内さん。何より肝心なのはクルマの状態で、「程度が悪ければ安くなります。程度の良いものの中でも、ワンオーナーや、あまり距離を走っていないなど、より程度が良いものが高価になります」と説明してくれた。この点は、一般的な中古車と同様だ。

それでは、実際の絶版車の価格について紹介しよう。(朝日自動車販売での販売価格)

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■日産 ブルーバード1200スタンダード
昭和36年式 198万円
初代ブルーバード。名前は「幸せを運ぶ青い鳥」に由来。国内で初めて、女性仕様車をグレード化したことで知られている。この310型(初代)はテールランプの形状から、「柿の種」という愛称で親しまれた。後期型になると、同じくテールランプの形状から「アイロン」、バンパーカバーの形状を「かつおぶし」と呼ぶのだとか。
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■ホンダ バモス
昭和46年式 68万円
ベースはトラックで、ドア部分や天井部分が幌で覆われたフルオープンカー。エンジンは360ccの軽自動車。いわゆる「ドア」というものがなく、幌を開けると「バー」が一本横切っている。そのバーを上下して、座席の乗り降りをするのがユニークだ。用途のわからない丸いお皿のようなものが設置されているなど、ミステリアスな部分を持つ。昭和45年から48年の間に製造され、主に牧場や農家などで使われた。平成11年になって名前が復活し、2代目バモスが誕生した。
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■スバル360
昭和43年式 75万円
「てんとう虫」の愛称で知られる。昭和33年から45年までの間に十万台以上が発売されたというから、当時のマイカーとしてはベストセラーに入る。大人が4人乗れて、価格も比較的手頃と、一般大衆への自動車普及に一役買った。初期のものであれば、300万円はするとのこと。おおむね前期型の方が後期型よりも値段は高い。
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■日産 セドリック
昭和48年式 78万円
3代目セドリック230型、通称「ニーサンマル」。ベンコラオートマ(ベンチシート、コラムオートマチック)で、アメリカ映画などの影響からか、特に若い人などに人気が高い。グロリア・セドリックは「入ったらすぐに売れるクルマ」だという。

朝日自動車販売株式会社

http://www.rakuten.co.jp/sepia/

旧車・絶版車の専門店。インターネットを通じて、全国からの注文を受け付ける。実車だけではなく、パーツや小物の販売も。

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