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退職金あれこれ

人気FP2人が一刀両断! 豊かなセカンドライフのために、今のうちから不安を解消 退職金最終チェック

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退職金を賢く運用するには
出るお金と入ってくるお金をきちんと把握して
セカンドライフで必要な費用の正確な予想が肝心です

プロフィール

畠中雅子さん

畠中雅子さん

新聞・雑誌・インターネットなどに20本を超える連載やレギュラー執筆を持つほか、セミナー講師、講演活動を行うファイナンシャルプランナー。3児の母として生活実感あふれるマネーアドバイスに定評がある。著書は「教育貧民」(宝島社)、「なぜか幸せな人のお金のルール」(幻冬舎)ほか。

<事前準備編>

経常的に入ってくるお金(年金、個人年金、失業給付金など)はいくら?

退職金の額だけでなく、まずはっきり知っておきたいのが年金の支給額と支給開始の時期です。どらく世代では年金支給開始の時期が年齢によって異なる場合があるので、社会保険事務所で今のうちから確認しておきましょう。個人年金に入っている方ならば、もう一度、契約内容をチェックが必要です。

また、定年後も働き続けることを希望されているならば、定年退職者でも失業給付を受けることができるので、年金額と比較検討して多いほうを選ぶといいでしょう。

経常的に出ていくお金(税金、健康保険料、保険料など)はいくら?

これまで会社勤めをされていた方は、税金納付のことはほとんど会社まかせでした。けれど、定年退職後は所得税や住民税を自分で支払わなければなりません。

そのとき注意が必要なのが、個人年金保険。個人年金で受け取る年金は、その年の分の経費に当たる保険料を引いた残りの金額が所得とみなされ、所得税と住民税がかかります。さらに、住民税が上がると国民健康保険料も連動して上がるために、実質の手取り額が目減りする可能性も。特に、退職直後にまとまった額を受け取るような個人年金保険などを契約しているならば、翌年の税金と国民保険料がいくらになるかを見直してみてください。

また、勤務先の健康保険が任意継続できるかも合わせてチェック。一般的に、国民健康保険より割安になることが多いようです。

予想するセカンドライフの生活費はいくら?

現役時代には気にならなかった数千円の支出が、セカンドライフでは思わぬ家計の負担になることも。そこで、今のうちから退職後の生活費の収支をシミュレーションしておきましょう。(確実に入ってくるお金)―(確実に出ていくお金)=(余裕資金)。これがマイナスだったら、さっそく家計の見直しが必要です。余裕資金として残ったら、その月に使わなかったら翌月にまわしたり、まとめておいて旅行費用にあてたりして工夫をすると、気持ちと家計にゆとりができます。

また、退職金からは今後確実にかかると予想される、病気や介護にかかる費用などはまとめて取り分けておくと、いざというときにあわてずにすみます。

現在の住宅ローンなど、負債はいくら?

退職前の準備で忘れてならないのは、負債(借金)の把握です。特に、住宅ローンが残っている人は、退職金からの返済よりも、現役時代に繰り上げ返済をしておいたほうが返済総額を減らせますし、何よりもセカンドライフの生活設計がぐんと楽になります。

今ある余裕資金はどのくらい?

収入が減る年金生活より、今のうちからセカンドライフの生活費や資金を準備したほうが楽なはず。そこで、生活費などは安全確実な金融商品へ小口の投資を始めておくのも一つの方法です。

熟年世代は律儀な人が多いのか、金融商品を購入したり、定期預金を預けたりするとき、100万円、1000万円など、まとまった額でキリのいい数字を選びがちです。しかし、定年退職後の生活費や住居費などの不足分を補うといった、目的が決まったお金ならば、少額ずつこまめに購入したほうがメリットを生かせます。

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