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高齢期の住まい編

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サービスと費用
住み替えどきは2通り ホームにも「自立型」や「介護型」

あなたはどこで老後を過ごしたいですか。高齢者向けの施設や住宅はいろいろあります。介護が必要な人は? 介護は不要でも独り暮らしが不安な人は? 今週から「高齢期の住まい」編。まずはサービスや費用の面から、様々な住まいの見取り図を紹介します。

※クリックすると、拡大します

高齢期に住み替えるなら、いつがいいだろう。

「元気なうちに早めに住み替えておくか、介護が必要になってからか。考え方は2通り」。NPO法人シニアライフ情報センターの池田敏史子事務局長はこう話す。

どちらの考え方をとるかで、利用できる施設・住宅が違う。同センターが要介護度と費用を指標に、住み替え先となる場所を大まかに配置したのが図上だ。上ほど一般に費用が高い。

要介護になってから移るなら、特別養護老人ホーム(06年、約5700カ所)がある。主に要介護度が高い人向けだが、「順番待ち」が多いのが難点だ。

老人保健施設(約3400)は本来、病状が安定した患者が自宅に戻る前のリハビリなどのため滞在する施設。認知症の人が入るグループホーム(約8300)は数人で共同生活する。

有料老人ホーム(05年、約1400)には様々なタイプがあり、どちらの住み替えでも選択肢に入る。

大別すると▽健康な人だけが入居でき要介護になると退去する「健康型」▽外部の在宅向け介護サービスを使う「住宅型」▽ホーム職員の介護で生活を続ける「介護付き」の3類型。多くは介護付きだが、さらに入居時に自立した人しか入れない「自立型」、要介護の人だけ入れる「介護専用型」などの区別があり、自立型の方が費用は高めだ。

早めに住み替えるなら、要介護ではなくても生活に不安がある人に、食事や入浴などを提供するケアハウスも候補になる。ただ、同センターによると、1843カ所のうち施設内で介護が提供でき要介護度が高くなっても暮らせる「介護型」は307カ所しかない。それ以外では、介護は外部の事業所に在宅向けのサービスを頼み、要介護度が高くなると施設を移るのが普通だ。年収約400万円以下の人に食事サービスなどを提供する軽費老人ホームA型も、ほぼ同じだ。

安否確認など高齢者向けサービスがついた賃貸住宅もいくつかある。シルバーハウジング(東京都はシルバーピア)は自治体などによるバリアフリー住宅で、入居に収入制限がある。

高齢者向け優良賃貸は、バリアフリーや部屋の広さなどを条件に自治体が認定するので、住まいの質は整っている。一方、高齢者専用賃貸(高専賃)は、常駐スタッフによる介護を受けられるもの、食事サービスだけのもの、バリアフリーでもないものまで多様だ。

高齢者住宅財団の落合明美・開発情報課長は「高専賃のサービスは施設ごとに大きく違う。介護や食事の内容、退去がありえるのかなどよく確認してほしい」と話す。

私の場合

高齢者マンションで快適に

4月に高齢者向けマンションに引っ越した。食事つきで、年齢を考えて住みやすいつくりになっているし、何よりスタッフが親切で、よく面倒をみてくれる。夜勤のスタッフもいるし、定期的に医師の来診があるので安心だ。昔は子どもからの仕送りで生活していたが、今は自分の年金で管理費や食費を支払う。親子が同居してトラブルを起こすよりはいい。都内の自宅で暮らしている妻も、いずれここに入る。入居しているほかの夫婦をみると、夫婦で支えあう時代だということを教えられる。

(東京都 文筆業 79歳)

一戸建ては大変

72歳の母と、二つ上の姉と、女3人で一戸建てに住んでいる。実家も今の家も農家で、広い家に住み慣れた母が、「アパートでもいい」と口にするようになったのは最近のこと。私も「いずれはみんなでアパートかマンションで」と話している。3年前に亡くなった父が健在のころは全く考えなかったが、女だけの所帯には地方の一戸建てはもてあます。台風のたびに不安で、庭木の手入れにも手間がかかり、不用心だ。介護が必要になることも考えて、将来は便利な街中に住みたいと思う。

(熊本県 家事手伝い 43歳)

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(更新日:2007年09月07日)

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