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自宅で利用できる介護サービス

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快適生活「保険外」も活用
美容・布団乾燥…自治体なら割安

自宅で介護を受ける際、まず思い浮かべるのが介護保険でしょう。ホームヘルパーが食事や入浴を介助しますが、要介護度や家族の状況により窓ふきや家族の食事作りなど、一般的に介護保険外とされるサービスが必要な場合もあります。

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東京都目黒区の介護ジャーナリストの小山朝子さんは今月20日に亡くなった祖母(85)を9年間、自宅で介護した。最後は要介護5。訪問介護、訪問入浴、訪問看護など介護保険のサービスのほか、区が提供する紙おむつの支給やふとんの乾燥・消毒、出張美容、リフト付き福祉タクシーが生活を支えた。

紙おむつは月6300円分まで無料で、指定のカタログから商品を選ぶ。寝具の乾燥・消毒は年6回まで無料で、出張理美容は年4回まで1回2千円。リフト付き福祉タクシーも、メーター料金の40%と割安だ。

「介護保険は本人の自立支援が基本で、生活に最低限のサービス。でも、ふとんの衛生管理をしたり髪を切って気分転換したりすることも、生活の質を維持するうえで大切です。こうしたサービスは多くの自治体で実施していて、費用も経済的。自分の住む市町村に積極的に問い合わせてみて」と小山さん。

注意したいのは、利用条件だ。65歳以上で要介護4以上など制限がある場合がある。事前に確認しよう。

NPOも、介護保険でまかなえないサービスに力を入れる。「神戸ライフ・ケアー協会」(神戸市)は生活のゆとりを重視。散歩や贈答品の買い物、墓参りの同行、ペットのえさやりなどを1時間800〜1800円(登録料2千円、月会費100円、交通費別)で提供している。車いすのまま乗車できるキャブを運行する社会福祉協議会や、お年寄りの話し相手になるボランティアもある。

経済的に余裕があるなら、民間事業者を利用するのも一考だ。

ダスキン(大阪府)は、介護保険適用外の生活支援サービス「ホームインステッド」を00年に始めた。利用者の約4割は介護保険と併用していて、サービス内容は窓ふき、草むしり、家族の部屋の掃除など「家事」が約6割。家族がいない日中の長時間の見守りや話し相手、一人暮らしの夜間滞在型の見守りなどのニーズも高い。06年度の売り上げは、前年度比約7割増という。料金は、東京エリアの場合、1時間3150円(午前8時〜午後10時)で、利用は2時間から。

料金は介護保険に準じる事業者が多いようだが、時間区分やサービス内容はさまざま。介護保険は料金の原則1割が自己負担なのに対し、介護保険外だと全額自己負担になる。

「コムスンショック」で、介護保険の範囲内か判断が難しいサービスを事業者が自粛する例もあってニーズが高まっているが、小山さんは「経済的負担も考え、本当に必要なサービスか見極め選ぶことが大切です」とクギを刺す。

私の場合

医師の支えで自宅でみとり

母がベッドから起き上がれなくなったのは2年前。病院に受け入れの余裕はなく、自宅が一番安心できる場所だと確信し、頼れる医師に出会うまで母と一緒にがんばりました。医師は在宅介護に理解があり、終末期の過ごし方やみとりの心構えを丁寧に教えてくださいました。在宅介護は家族の負担が重く大変ですが、今は亡き母との2年7カ月の日々の温かさを思い返しています。医師に感謝するとともに、本人や家族に合った医師選びのできる情報が、家族に与えられることを願います。

(北九州市 保育士 59歳)

在宅での終末期に支援を

6年前に自宅で父をみとりました。入退院を繰り返していた父は午前3時ごろ苦しみ、医師を呼んでくれと言いました。でも、時間が早いので私はちゅうちょしてしまいました。父の意識はなくなりその後医師が来ましたが、まもなく息を引き取りました。父の最期に苦痛を取り除く努力が十分でなかったという記憶は、私を責め続けることでしょう。多くの人がこうした経験をしないですむよう全国どこでも24時間、終末期の支援を当然のものとして受けられる環境整備を進めてほしい。

(東京都 元テレビディレクター 46歳)

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(更新日:2007年11月22日)

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