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備える SONAERU 年金はいくら?ついのすみかは?定年後の暮らしに必要な情報をお届けします。

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私的年金 4

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税の種類は契約次第
事情に応じた受け取り方を

老後の生活費のため、自分で加入し、保険料を払い込む個人年金保険。受け取る際には、税金がかかります。契約の仕方によって、税の種類も変わってくるので、加入前に知っておくと良いかもしれません。

※クリックすると、拡大します

受け取る年金には毎年、所得税がかかる。その年の年金額から、それに対して払い込んだ保険料に相当する「必要経費」を差し引いた残りが、雑所得として課税の対象になる=図下。それをほかの所得と合わせて、確定申告する必要がある。

例えば、30年間で1000万円を払い込み、年150万円を10年間受け取る確定年金なら、雑所得は50万円という計算だ。生涯もらえる終身年金は、受け取る見込み期間が年齢や男女によって違うため、それに応じて、年金の総額や雑所得の額が変わる。

契約者(保険料を払う人)自身が年金を受け取るなら所得税だけで済むが、夫が払い、妻が受け取るような場合は、財産を贈られたとみなされて、受け取り始める時に、妻に贈与税がかかる。

「保険料を払う人と年金を受け取る人を同じにしておけば、税金が少なくて済みます」とファイナンシャルプランナーの松浦建二さん。誰が払い、誰が受け取るのかを、契約時によく考えるようアドバイスする。

保証期間付きの終身年金や確定年金は、受け取り中に被保険者が亡くなった場合、遺族が一括して受け取ったり、年金を引き継いだりできる。

夫が被保険者で自分で保険料を払い、受け取っていたが、亡くなったために妻が引き継ぐ場合。年金を受ける権利を妻が相続したことになり、年金の評価額に対して相続税がかかる。もちろん、毎年受け取る年金には所得税がかかる。

個人年金保険は、加入してから受け取り始めるまでの期間が20〜30年になることもある。もらう時になって、経済情勢や自分の懐具合が、入った当時の計画と違ってくることも考えられる。

「まだ働いていて十分所得がある人が、個人年金を受け取ると、さらに所得が増えて税率が高くなってしまう可能性があります」と松浦さん。逆に、早期退職するなど、思ったより早く年金が必要になることもある。

個人年金保険の中には、受け取り始める時期を繰り上げ・繰り延べできるものや、受け取り開始前に確定年金の期間を変えられたり、終身年金に変更できたりするものもある。「多様なニーズに応えて自由度が高まっていますので、事情に応じて選ぶとよいでしょう」と生命保険文化センター・生活情報室の小熊尊文さんは話す。

一方、松浦さんは「『終身』受け取ることもできるのが個人年金保険の大きな特徴ですが、長生きしないと元本割れの確率も低くない。払う額に対しいくらもらえる見込みか、見極めることが大事です」と助言する。

私の場合

預金の方がよかった

退職時、将来を考え乏しい収入の中から個人年金保険に加入しました。それを受け取る時期になって、思いやりのない医療費制度の改悪がありました。個人年金も収入として加算されるため課税所得145万円を超え「現役並み収入」として、医療費の自己負担は3割。受診機会の多くなった年代に負担は大きく、悩んでいます。介護保険料、健康保険料の額にも跳ね返ります。金利は低くても銀行預金の方が賢明というのが私の結論です。

(宮城県 男性 73歳)

加入の時のみ良い話

44歳で終身年金保険に入りました。当時のパンフレットによると月払い2万952円、60歳で払い込み完了、年金開始。基本年金36万円に増額年金、増加年金が加わり70歳時に68万円とあります。が、現在70歳で36万円のみ。保険会社に苦情を言うと、「記載の数値は変動することがあると書いてある」との回答です。役員の賞与や報酬はしっかりあるでしょうに、年金は10年間何の変化もないまま。加入の時のみ良い話になっています。

(川崎市 女性 70歳)

お知らせ

来週から「介護保険」がテーマです。どこまで支えてくれるのか。利用した体験や意見をお寄せ下さい。ファクス(03-5540-7354)やメール(sonaeru@asahi.com)でも投稿できます。住所、名前、年齢、職業、電話番号を添えて下さい。

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(更新日:2008年03月28日)

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