
11月25日に京都・西京極陸上競技場であった京都サンガFCとベガルタ仙台の試合後、日本代表戦やW杯などでの豊富な経験とあふれる闘争心で「兄貴分」としてサンガを支え、今季限りで現役を退くDF秋田豊選手(37)の引退セレモニーがあった。秋田選手が「好きなことを職業にできたのは、支えてくれた人たちのおかげ」とサポーターたちに語りかけると、場内は温かい歓声と拍手に包まれた。
秋田選手は、Jリーグが開幕した93年から鹿島アントラーズで活躍。名古屋グランパスエイトを経て、今季からサンガに加わった。98年、日本が初出場したフランスW杯では守りの要として存在感を示した。
セレモニーではピッチの中央に立ち、「プロ選手は人より秀でたものがないといけないが、僕には速さも技術もない。人より努力し、闘争心を燃やすことでやってきた」と語った。引退後はサッカーの指導者を目指す。「サンガでは控えが多かったが、ここでサブの気持ちを学べたのはこれからの自分の大きな財産になる」と話した。
握手を求めるチームメートらには笑顔で肩をたたく「兄貴分」らしく振る舞った。が、最後に家族から花束を受け取る時には、こらえきれずに涙がこぼれた。
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