
東京で始まる新体操の全日本選手権を前に、今大会限りでの引退を表明した村田由香里(日体大大学院)、横地愛(イオン)の2人が11月22日、そろって会見した。ともに26歳。シドニー、アテネ五輪に出た村田は「貴重な経験をさせてもらった」。世界選手権代表の横地は「今まで踊ったすべての演技が私にとって宝物です」と話した。
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全日本選手権は24日、横地が女子個人総合で初優勝。村田は3位で、7連覇はならなかった。横地は最終種目のクラブ(こん棒)で逆転した。
最終種目、クラブのフィナーレ。インドの宗教音楽に舞う横地は大技に挑んだ。左手でクラブを投げ上げ、2度の前転。体を起こした次の瞬間、落下地点に差し出した両足の間に見事に収まった。
過去8大会は2位が5度、3位が3度。この6年は、いずれも女王・村田に屈した。「さあ優勝という時にミスが出た。この優勝は長年の私の夢でした」と10年間指導してきた岡久留実コーチ。
有終の美を飾れなかった村田は「リボンのミスが響いた」と涙に暮れた。共に26歳。「彼女は自分の良きライバルであり、支えてくれた存在でした」。横地は感謝を忘れなかった。
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最終日の25日は個人種目別などがあり、村田がクラブ、リボンの2種目で優勝した。横地はフープとリボンで2位だった。
村田は各種目を終えるごとにガッツポーズで観客にアピールした。「ファンと喜び合えるのが新体操で一番うれしいことだから」。最後の瞬間まで現役生活を楽しもうとしていた。
小学6年で代表入りして以来、第一人者であり続けた。その村田が日本の課題を聞かれて言った。「足を引っ張り合うのではなく、学校やクラブチームの垣根を越えて、世界と戦うために磨き合えたらいい」
所属意識が強くなりがちな新体操界の空気を指摘した。それを胸に、指導者になる。
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