
3度の優勝経験を持つ大相撲の大関栃東(本名・志賀太祐、東京都出身、30歳)は5月7日、東京都足立区の玉ノ井部屋で記者会見し、引退を発表した。高血圧のために3月の春場所を途中休場。脳梗塞(こうそく)の跡があったことも分かり、夏場所(東京・国技館)を前に、現役を続ければ脳梗塞再発の恐れもあるとの医師の指導に従った。
栃東は、師匠の玉ノ井親方(元関脇栃東)の次男。94年に本名の志賀で初土俵。8度目のカド番だった春場所は、8勝3敗と勝ち越した後の12日目から休場した。大関在位は先場所までで30場所。骨折などで2度関脇に転落したが、いずれも翌場所に二けた勝利で復帰。2度返り咲きを果たした唯一の大関だった。
◆悔いはない
〈栃東の話〉 相撲をとる気がなくなり決断した。親方から自分の時間を十分にもらってゆっくり考えたが、前向きな気持ちになれなかった。新大関で初優勝した時に、この世界に入って良かったと思った。やってきたことに悔いはない。
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