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朝日新聞社の要請にこたえて、フランス政府から貸与され、3月22日、東京・上野の国立西洋美術館に着いた「ミロのビーナス」像は、4月8日からの一般公開に先だって、26日午後、同美術館で、新聞、雑誌、テレビなど内外報道機関関係者に披露され「世界の美神」といわれる美しい全容をあらわした。
2メートル4センチの豊麗で気品にあふれたからだ、端正な顔だちは、2千年も土中にあったとは思われない、まばゆいばかりの輝きを放っていた。
富永同美術館長は「東京オリンピックの年に、ギリシャで生れた世界の美術品ビーナス像を日本で公開できることは感激にたえない」とあいさつ。この画期的な特別公開の責任者としての、確信にあふれた心境を語った。
なお、到着の際に、1.像の継ぎ目が目立つようになった 2.過去にはめこんであった石こうがぬけ落ちていた、という点については、ルーブル美術館から派遣されたルクレルク、ブルトニエール両技師の手で、完全に元通りにされ、両技師は「予想以上に完全に運ばれた。いわれるような点は全く問題ない」といっている。
また、ビーナス像を公開する特設会場は、内部装飾など最後の仕上げが行われている。





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