
日中両国の国交が29日正常化され、外交関係が樹立された。「日本国政府と中華人民共和国政府の共同声明」の調印式が同日、北京の人民大会堂で行われた。この共同声明は日本側の田中首相、大平外相、中国側の周恩来首相、姫鵬飛外相によって調印され、ただちに両国政府から発表された。
共同声明の前文ではまず、復交交渉の焦点であった戦争終結問題について「戦争状態の終結と日中国交正常化という両国国民の願望の実現」という表現で決着をつけた。ついで、1.日本は、過去の戦争責任を反省する、2.日本は中国の「復交三原則」を十分理解する、3.社会制度の相違にもかかわらず平和友好関係を樹立しアジアの緊張緩和と世界の平和に貢献する、との日中復交に関する両国の基本姿勢が表明された。
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二階堂官房長官は29日、日中共同声明の調印後の記者会見で、中国人民から日本国民に日中国交正常化を記念して、パンダのオスとメスが贈られることになった、と発表した。このニュースが流れたとたん、東京の上野動物園などへは「いつくるのか」と問い合わせの電話が殺到。だが、問題はその受け入れ先。東の上野動物園が「受け入れ準備OK」といえば、大阪市長は「簡単に上野へは渡さない」−−。これから大手動物園の間で激しいパンダ争奪合戦がはじまりそうな雲行きだ。
上野動物園長は「ぜひ上野動物園で世話したい。中国には4月にパンダを欲しいと手紙を出していたが、パンダは中国にも少ないといわれ、難しいと思っていた。それがこんなに速く実現してうれしい」ともう上野動物園に来るのが決まったような口ぶり。
大島大阪市長は「是非大阪の天王寺動物園にほしい」とそわそわ。なにしろ、昨年秋に訪中した関西財界訪中団に、「パンダをほしい」との希望を中国に伝えてもらっており、あとになって同じ申し入れをした東京都より大阪に優先権があるといいたそう。
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