「中国の赤い星」、毛沢東中国共産党主席が9月9日午前0時10分(日本時間同1時10分)、82歳の生涯を閉じた。毛主席は1935年、長征途上の遵義会議で党主席に就任して以来、40年余にわたり中国の最高指導者として、新しい社会主義の建設に全力を傾けてきた。その思想、毛沢東思想は、8億中国人民の指針であり心の支えであった。今年に入り周恩来首相、朱徳全国人民代表大会常務委員会委員長を失った中国にとって、毛主席の死は厳粛な意味を持つ。毛・周体制の終幕が、内外に与える影響は計り知れないものがあろう。とくに、その存在が大きかっただけに、次期後継者をめぐる問題はなお予断を許さなぬものがあり、対立しているソ連との関係も注目される。
発足間もない華国鋒政権は最大の試練に直面したことになり、今後の中国情勢は流動状態が予想される。毛主席は5月27日、ブット・パキスタン首相と会見したのが公式の席に姿を見せた最後となった。
東京都港区の中国大使館には弔問客が訪れ、毛主席の死去をいたんだ。社会党の岡田春夫氏は「ショックです。主席には60、64、67年の3度お目にかかった。安保闘争直後に訪問したときには、たばこを自ら私たちに配ってくれて『挫折感にとらわれず、人民の闘争の次の高まりを起こそう』と激励してくれた」と、主席の思い出を語った。
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