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ルイス四冠 花添える世界新


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陸上男子100メートルで優勝。ゴール後に観客から手渡された星条旗を掲げ走り続けるカール・ルイス=1984年8月4日

ロサンゼルス五輪15日目の11日、陸上でカール・ルイス(米)が四つ目の金メダルを獲得、1936年ベルリン大会のジェシー・オーエンス以来の偉業、「陸上四冠」を成し遂げた。

100メートル、走り幅跳び、200メートルを圧倒的な強さで制してきたルイスは、この日、400メートルリレーの最終走者として登場した。7メートル差の首位でバトンを受け取ると、華麗なフォームで2位との差を約10メートルに広げてゴールイン。米国チームの37秒83の世界新記録樹立に貢献するとともに、自らの四冠達成に花を添えた。

昨年8月の世界選手権で100メートル、400メートルリレー、走り幅跳びの三冠を得て以来、世界がルイスの「オリンピック四冠」に注目してきた。心身の負担はかなりのものだったはずだが、23歳のヒューストン大生は、見事期待にこたえ、48年ぶりの快挙を成し遂げた。

四冠達成後の記者会見で、ルイスはオーエンス以来の“偉業”達成にも、それほど誇らしげな態度を見せなかった。「すばらしい一週間だった。でも疲れた」といいながら、顔は輝いていたが、四冠については「そのために努力したことに満足している。家族、友人、コーチ……。多くの人のおかげだ」と謙虚に語った。

(1984年8月11日)
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