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1988年ソウル大会


レスリング
レスリング

小林、レスリング48キロ級で「金」 その後、メダルなくす


写真
ツォノフ(ブルガリア)を破って優勝。富山コーチの肩ぐるまの上でガッツポーズの小林孝至

ソウル五輪、第13日の9月29日、レスリング・フリースタイル48キロ級の小林孝至(ユナイテッドスティール)が優勝、日本に二つ目の金メダルをもたらした。

決勝で伏兵のイワン・ツォノフ(ブルガリア)と対戦した小林は、終始攻めまくって大差の判定勝ちをおさめた。日本が48キロ級を制したのは、72年ミュンヘン五輪でこのクラスが新設されて以来初めて。また、フリースタイルでの日本の金メダルはこれで通算「15」となり、トルコと3番目に並んだ。

(1988年9月30日)

◇    ◇    ◇

 金メダルなくした
ソウル優勝の小林選手、上野駅でバッグごと

レスリング・フリースタイル48キロ級で優勝した小林孝至選手(25)=ユナイテッドスティール=が金メダルを紛失、「青春のすべてをかけて勝ち取った宝物。見つけた方はぜひ返して」と訴えている。

小林選手によると、金メダルをなくしたのは10月29日夜、東京・上野駅で。この日、栃木県足利市の足利工大付属高校レスリング部のインタハイ出場20回記念パーティーにゲストとして出席し、同9時、東武線足利市駅発の電車で帰京。同10時50分ごろ、JR上野駅3、4番線ホーム上の国立美術館側出口へ通じる連絡通路の公衆電話を使った後、メダルを入れたセカンドバッグを黄電話の後ろに置き忘れたまま、待ち合わせをした後輩を探しにいったんホームへ下りた。3、4分後に戻ってみるとバッグがなくなっていたという。

バッグは黒色で、金メダルのほか、名刺やメモ用紙が入っていた。警視庁鉄道警察隊上野分駐所や上野駅に届けたが、まだ戻っていない。

小林選手は30日、水戸市内で開かれた茨城県アマチュアレスリング協会主催の祝賀会に出席。「今後も報告会などがあるので、何としても取り戻したい。見つけた人は警察に届けるか、名刺に書いてある住所に送って下さい」と話していた。

◇    ◇    ◇

小林孝至選手が紛失した金メダルが、東京都江戸川区内で見つかり、10月31日朝までに警視庁小松川署に届けられた。

拾ったのは同区平井1丁目、珠算教師栗田泰雄さん(35)。栗田さんは29日午後11時45分ごろ、買い物に行く途中、同区小松川4丁目の京葉道路沿いの歩道で落ちているバッグを見つけ、近くの同署小松川4丁目派出所に届けた。派出所内で、はじめて金メダルが入っているのを確認した。同署では翌30日、バッグの中にあった名刺を元に小林さんの会社や、日体協に電話をしたが連絡がとれず、31日朝になって連絡がとれた、という。

31日朝、同署で記者会見した栗田さんは「その時は、本物ならすごいものを拾ってしまったと思った。メダルの裏にSEOULと刻まれ、小林さんの名刺があった。見つかって良かった」と話していた。

小林さんは29日栃木県足利市の足利工大付属高校レスリング部のパーティーにゲストとして出席した帰り、午後10時50分ごろ、JR上野駅でメダルの入ったセカンドバッグをなくし、警視庁鉄道警察隊上野分駐所に届けていた。

(1988年10月31日)
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