帝国データバンクが14日に発表した91年度の全国の倒産(負債1000万円以上)の件数は1万1767件で、前年度比で64.4%増えて4年ぶりに1万件の大台に乗った。また、負債総額は7兆7737億円と前年度の2.22倍に達し、これまで最高だった85年度の4兆3404億円を大幅に上回る史上最高規模となった。株価の低迷や地価の下落によるバブル経済の縮小に伴う大型倒産が続発したためで、一方では製造業を中心に需要の低下から在庫が膨らんで倒産する「不況型倒産」も目立ってきた。
業種別でみると、不動産業の倒産が1121件と前年度の約2.3倍に急増、過去最高だった74年度の836件を上回った。不動産倒産の負債総額は2兆4466億円で、全体の3割を超えている。
また、負債額10億円以上の615社を選んで調査したところ、一般債務を含めた負債総額5兆3828億円、うち金融債務が4兆4702億円と83%も占めていることが分かった。金融債務の比率は87年度の68%から徐々に上昇、90年度の86%に続く高水準だった。帝国データバンクでは「金融機関から多額に借り入れ、株式や土地への投資に走った揚げ句、経営に行き詰まる例が多かったためだ」としている。
一方、倒産企業の借入金のうちノンバンクが2兆8786億円で、全体の64%を占める。銀行の「う回融資」を含め、ノンバンクがバブルを膨張させてきたことを浮き彫りにしている。
※当サイトの推奨ブラウザは、Windows Internet Explorer6.0以上、Netscape7.0以上、Firefox 1.0以上、Macintosh Safari 1.0以上となります。
Copyright The Asahi Shimbun Company. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.
どらくに掲載の記事・写真の無断複製転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
©朝日新聞社
無断複製転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。