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バスケットボール
米ドリームチーム、金メダルにも涼しい顔 |
どうしたんだ、ドリームチーム。館内に、そんな空気が満ちていた。男子決勝の前半10分、クコックのシュートが決まったクロアチアが24-23と逆転し、さらに1点追加。予選リーグからの8試合で、米国は初めてのリードを許した。
「決勝は勝負にならない」と、“番外編”であることをスカンシー監督自ら認めていたクロアチアだが、どっこい立ち上がりから健闘。小型のゾーン防御を基軸にゴール下を固め、米国並みの210センチ台センター陣でリバウンド奪取を重視する作戦に出た。
しかし、米国はたちまちバークリーの3点シュートで再逆転。ジョーダンやマリンのシュートが決まり始め、多彩な攻撃を復活させていった。結局は、117-85の圧勝だ。
選手12人のうち、アマチュア1人を除いてプロ・リーグ(NBA)の超一流スターばかりが集まった。年俸総額は40億円。花も実もある強力チームは、「子どもの大会に、おとながいる」と皮肉られながらも、涼しい顔で頂点をきわめた。「今夜は、金メダルを身につけて眠るよ」とジョーダンは言った。
表彰式。五輪の競技レベル向上のためにはプロ参加が欠かせない、と躍起になったサマランチIOC会長が、金メダルの贈呈役。したたかな笑顔だ。
そして表彰台のスーパースターたち。米国選手団の公式オーバーウエアの襟の部分が異様に広い。NBAの協賛企業とは別の会社が米国オリンピック委員会を支援している。胸についた商標を隠すため、深く裏返した襟の部分をピンでとめているのだ。プロ意識は、こんな小細工にまで及んでいた。
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