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柔道
古賀稔彦、気迫の「金」 けが乗り越え雪辱 |
バルセロナ五輪第7日は31日、柔道男子71キロ級の古賀稔彦(日体大教)が決勝でハイトシュ(ハンガリー)を下して優勝、前日の78キロ級吉田秀彦(新日鉄)に続く柔道二つ目の金メダルを獲得した。
日本選手団主将の古賀は、バルセロナ入り直後のけいこで古傷の左ひざを痛めた。練習できず、足を引きずっての会場入りだったが、試合ではけがを感じさせない動きで一本背負いなど得意技を連発。疲れがみえた決勝も防御を固めてハイトシュを判定に退け、優勝候補に挙げられながら3回戦で敗れた前回ソウル大会の雪辱を果たした。
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吉村コーチによると、古賀選手は前夜も、だれかの肩にすがらなければ、歩けなかった。この朝、選手村の中の計量会場へは、自転車の後部に乗せてもらって行った。試合場の同体育館に着いても、試合前のウオーミングアップはできない。ぶっつけ本番だ。
試合を待つまでの間の世話係は、前日、78キロ級で日本の柔道チームに最初の「金」をもたらした吉田秀彦選手が務めた。同じ高校の2年後輩。古賀選手がけがをしたときの練習相手だ。申し訳ないという思いを持ちながら闘い、金メダルを手にした。古賀選手は「おめでとう。よかったな」と祝福してくれたという。
吉田選手は、試合場へ向かう古賀選手の背中を、右手でぽんとたたいた。無言だが「気合をいれて」と祈って送り出したという。
表彰式。古賀選手が金メダルを胸に、右手の花束を高くかかげたとき、吉田選手も右手を突き出した。「ほっとしましたよ。きのうはあまり実感がなかったけど、やっとメダルが2人でひとつになった感じです。実際、古賀さんは出られる状態ではなかったんですから」と、先輩の気迫の勝利を喜んだ。
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