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1992年のニュース

毛利さん宇宙へ 米シャトル「エンデバー」打ち上げ


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米フロリダ州ケネディ宇宙センターで、見送りの人たちに手を上げながら、スペースシャトル・エンデバーに乗り込む毛利衛さん(手前左)=92年9月12日

日本の宇宙飛行士、毛利衛さん(44)らが乗り組んだスペースシャトル・エンデバー(ロバート・ギブソン船長ら7人乗り組み)は、米東部夏時間12日午前10時23分(日本時間同日午後11時23分)、米フロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げられた。発射と飛行は、極めて順調に進み、間もなく地球から約300キロの円軌道に乗った。81年4月のシャトル初飛行から50回目、チャレンジャー事故後の再開から25回目の飛行である。宇宙の旅は約7日間続き、科学実験などを実施する。19日朝(日本時間同日夜)、ケネディ宇宙センターに帰還する。

打ち上げ6.6秒前、シャトルのメーンエンジンに点火、午前10時23分に2基の固体燃料ロケットに点火、噴き上がる白い煙の渦の中から、宇宙実験室を合わせ約100トンのエンデバーの巨体が、ゆっくりと上昇を始めた。エンデバーはぐんぐん青空に吸い込まれた。2分4秒後、固体燃料ロケットを切り離し、8分34秒後メーンエンジンを停止。2度の軌道修正を経て、約90分で地球を1周する軌道に乗った。

7人の乗員のうち、毛利さんら4人は、微小重力を利用した超伝導材料創製や、コイを使った宇宙酔い実験など日本提案34件、NASA提案9件の実験に取り組む。

○毛利衛(もうり・まもる) 48年1月、北海道余市町生まれ。道立余市高校、北海道大学理学部化学科を卒業。理学博士。北大工学部原子工学科の高真空工学研究室助手、講師を経て82年、助教授に。日本人宇宙飛行士の3人に選ばれて、85年から宇宙開発事業団職員。専門の訓練を受けた飛行士としては、初の宇宙滞在になる。

○エンデバー 86年に爆発事故に遭ったチャレンジャーの代替機。87年に組み立てを始め、昨年完成。5月に初飛行し、今回が第2回飛行。シャトル第1号のコロンビア以来5機目。エンデバー(努力)の名は、18世紀の英人探検家ジェームズ・クックが乗った船名にちなんで付けられた。

(1992年9月12日)

  ※92年9月13日の朝日新聞朝刊の記事をもとにしました。エンデバーは9月20日、無事帰還を果たしました。

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