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1992年バルセロナ大会


1992年のニュース

ヨット「たか」の1人救助 不明1カ月、いかだで漂流


写真
佐野さんが乗っていた救命いかだ

第3管区海上保安本部(横浜)に入った連絡によると、25日午後4時ごろ、小笠原諸島父島の南南東約230キロの太平洋上で、英国貨物船「マースク・サイプレス」(15,832トン)が、救命いかだで漂流している男性を発見、救助した。

男性は神奈川県三浦市からグアムまでの「トーヨコカップ・ジャパン→グアムヨットレース92」(日本外洋帆走協会主催)に参加中の先月29日から連絡を絶っていた「たか」(長さ約14メートル、9.1トン、7人乗り組み)の乗組員で会社員の佐野三治さん(31)。佐野さんによると、「たか」は沈没、ほかの乗組員6人の行方はわからないという。3管は26日、捜索を再開する。

同本部によると、佐野さんが救助された地点は、連絡を絶った地点から直線距離で約500キロだった。佐野さんは「たか」が積んでいたいかだに乗っていた。巡視船「うらが」が26日午前0時50分ごろ、佐野さんを収容。ヘリコプターで硫黄島に運び、航空機で26日午前5時ごろ、羽田に移す予定という。佐野さんは栄養失調になっているが、貨物船内で少しのご飯とミルク、スープをとった。「たか」の船体は見つかっておらず、佐野さんは「6人の生存は絶望的」と話している、という。

「たか」は昨年12月29日正午ごろ、「小笠原諸島・父島の北方約280キロの太平洋上を航行中」と通信があったのを最後に連絡が途絶えていた。同本部は、16日に、事実上捜索を打ち切っていた。

(1992年1月25日)

  ※92年1月26日の朝日新聞朝刊の記事をもとにしました。他の6人は帰らぬ人となりました。

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