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1996年アトランタ大会


1996年のニュース

病原性大腸菌O(オー)157が大流行 死者11人に


岡山県で集団食中毒 小1女児死亡 (6月)

岡山県邑久町の小学校と幼稚園で集団食中毒が発生し、岡山市内の病院に入院していた町立邑久小学校1年の女児(6つ)が1日朝、尿毒症のため死亡した。この食中毒では、約3百人が腹痛や吐き気などの症状を訴え、15人が入院。死亡した女児とは別の患者から強い毒素を出す病原性大腸菌「O157」が検出されている。

(1996年6月2日付朝刊)

     ◇

病原性大腸菌O157による食中毒の被害が全国に広がっている。21日までの厚生省のまとめでは、岡山県邑久郡邑久町の小学校と幼稚園で集団食中毒が発生して以来、これまでに15都府県で患者の便などから菌が検出され、疑わしいケースも含めると22件の食中毒が発生。死者3人、患者約1500人にのぼっている。

厚生省のまとめでは、5月以降O157が検出された地域は岡山県邑久町、岐阜市、広島県東城町、愛知県春日井市、名古屋市、山形県米沢市、神奈川県三浦市、東京都、神戸市など計26カ所。

(1996年6月22日付朝刊)


大阪・堺市でも食中毒 小5女児と85歳女性死亡 (7月)

大阪府堺市環境保健局は、12日夜から13日にかけて、同市内33の市立小学校の児童計318人が下痢や発熱、血便の症状を訴え、40人が入院した、と13日発表した。うち1人は脱水症状があり、重症という。

同局などによると、13日午前10時ごろ、市立堺病院(堺市宿院町西)から、12日の夜間救急診断で、下痢や血便の症状のある小学生の患者10人を診察したと通報があった。調査した結果、市内92の小学校や養護学校のうち33校の318人が24の病院などで治療を受けた。

同市の小学校で起きた集団食中毒の感染者は、15日までに2900人を超えた。原因は病原性大腸菌「O157」であることがわかった。学校の食中毒としては過去、最大規模だ。

(1996年7月14日付朝刊、15日付夕刊)

     ◇

大阪府堺市の小学校で発生した病原性大腸菌O157による集団食中毒で、堺市学童集団下痢症対策本部は23日夜、食中毒症状を訴え入院していた女子児童(10)が同日死亡したと発表した。6千人以上が症状を訴えた堺市の集団食中毒で、死者が出たのは初めてだ。すでに7歳と12歳の2人の女子児童が危篤状態になっているが、死亡したのは別の女児だった。また、大阪府環境保健部はこの日夕、便からO157が検出されていた柏原市の女性(85)が死亡したことを明らかにした。

さらに千葉市も、食中毒症状で市内の病院に入院していた女児(1つ)からO157が検出され重体であると発表した。厚生省によると、O157によって下痢などの症状を訴えた人の累計は前日より約百人増え、8444人になった。患者の発生地も40都府県に広がっている。

(1996年7月24日付朝刊)


※O157の被害は各地で相次ぎ、厚生省がこの年の8月26日にまとめたO157の食中毒の発生状況によると、患者の累計は全国で約9600人、うち入院中は316人、死者は11人となりました。

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