京セラ系新電電のDDIと、トヨタ自動車系携帯電話会社の日本移動通信(IDO)、国際電話最大手のKDDの3社が合併して誕生した新会社、「KDDI」が2日、本格始動した。長距離・国際通信から携帯電話、PHSまで全国一元的なサービスを手掛ける国内第2位の総合通信会社の出現は、一九八五年の電気通信事業の自由化後も圧倒的な国内シェアを誇ってきたNTTグループと渡り合える初の「対抗軸」になる。収益の柱にと期待する次世代携帯電話の分野で、いかにシェアを拡大して「ガリバーNTT」に迫るか。待ったなしの課題も多い。
「NTTへの挑戦者という一点において3社は一致している」。旧独占企業で「官僚的」とも言われるKDD、ベンチャー志向で京セラ色が濃いDDI、そしてカンバン方式に代表されるトヨタ自動車を親会社に持つIDO。当初から指摘された3社の社風の違いについて、KDDI社長の奥山雄材・前DDI社長は2日の記者会見でいいきった。会長に就任した牛尾治朗・ウシオ電機会長は「企業文化の多様性を一本化するのではなく、共通の目標を掲げながら活性化する道をとりたい」と力を込めた。
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