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宝探しは永遠に

北原照久さんがどらく世代に送るメッセージ Part2

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おもちゃコレクターとしてだけでなく、プロ級のエレキギターの腕前やサーフィン、ゴルフなど多彩な趣味の持ち主としても知られる北原照久さん。つぎつぎと新しい夢をみつけ、それを実現させるコツとは?

60歳を迎えた北原さんの夢のかなえ方は、日々の時間割りにヒントがあったのだ。

仕事漬けの毎日の先に待っていたもの

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「ブリキのおもちゃ博物館」そばにある事務所でエレキギターを即興で演奏する北原さん。「かっこいいでしょ?」と自分で言ってしまうところが北原さんならでは

「37歳で博物館を開設してから40代の終わりまでは、仕事ばかりの毎日で、趣味の時間なんてなかった」と語る北原さん。家族の反対を押し切った博物館開設。借金1500万円の事業を軌道に乗せるため、10年間、1日たりとも休まなかったという。だが、無理がたたってか50歳直前で、声帯にポリープが見つかる。

「幸い簡単な手術で治ったのですが、このとき検査をしたら、中性脂肪が高すぎると医者に言われてね。典型的な運動不足だったんです」

50歳目前で健康管理に目覚め、まずは腕立て伏せを始めることに。

「10回で手がぶるぶる震えました(笑い)。ジョギングをしたら吐き気さえした。ショックでしたね。昔は300回だって腕立て伏せができたのに、こんなに体はなまるのかと」

そこであきらめてしまわないのが、この人の精神力だ。のどの手術を前に、毎日の腕立て伏せを自分に課す。初めの10回から少しずつ回数を増やし、退院までの1カ月で100回こなせるようになった。

「その辺は根性ですね(笑い)。のどの手術だから体は動かしてもいいんですよ」

この転んでもタダでは起きない精神が、その後の人生を大きく左右するようになる。

病に学んだ「マイナスが一番の薬」

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スキューバダイビングは51歳から、ゴルフ、サーフィンは56歳から始めた。ゴルフは目下シングルを目指し、雑誌にも連載中。サーフィンは1時間の練習でボードに立てるようになったというからすごい

手術をきっかけに習慣になった毎日の腕立て伏せ。仕事一色だった時間割りに、朝礼のごとく腕立て伏せの予定が書き込まれる。さらに、それまで体験したことのないスポーツも加わった。

「51歳を過ぎてからダイビングを始めました。ゴルフやサーフィンは56歳で初挑戦です」

ゴルフは半年でスコア100を切り、サーフィンは1時間でボードに立てた。だが、特別な能力があったわけではない、と笑う。

「ただ毎日、練習をするんです。パターなら10回連続で入るように、とか。素振りを5分おこなうとか。そして、5分の腕立て伏せ。そうして基礎体力をつける。これで人って意外と成長するものですよ」

病気になっていなかったら、いまも運動なんてしていなかったと語る北原さん。「マイナスのことは一番の薬」だという。

「この年まで生きていれば誰だって体を壊すし、辛いこともある。でもそういった『難が有る』ことは、ひっくり返せば『有難い』ことになるはずなんです。そこから人間は成長するのだから」


 輝かしいポジティブ精神! 次のページではそのモチベーションの源に迫ろう。
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