朝日新聞がビートルズ世代に贈る、こだわりエンターテインメントサイト

メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

ホーム設定

Special Contents ひと

  • インタビュー
  • フロントランナー
  • トップ
  • 地球発
  • マネー
  • ライフスタイル
  • 極める
  • からだプラス
  • エンタメ

記事を印刷

どらくスペシャル

湯けむりざんまいあなたとぽかぽか
  • バックナンバー

美しき景色がつくる

  • ページ1
  • ページ2
  • ページ3
  • ページ4

編集部現地レポート

 JR天橋立駅近くのリフトに乗っておよそ5分、山上にある天橋立ビューランドから見下ろす天橋立のなんとも優雅な姿に、たまった疲れが一枚一枚はがれてゆく。青い空に真っ白い雲。波頭をおだやかにたてて遊覧船がのんびりと湾内を走る。さあ、股(また)のぞき。えいっと掛け声をかけて股の間から、逆さの天橋立を見る。右手の突端に立つのが、きょうの宿、松露亭だ(「どらく」編集長 小野高道)

写真
大浴場の「智恵の温泉」。浴室に入った瞬間、ぬくもりを感じる。高野槙の浴槽(よくそう)壁面は栗材と、木の香りと手触りが安らぎを引き立てる

貴重な高野槙(こうやまき)でこしらえた浴槽に身をとっぷりと沈める。やさしい木の香りとちょっぴり刺激のある熱めの湯が、体の芯(しん)まで包み込んでゆく。大浴場「知恵の温泉」の泉質はラジウム・鉄・ナトリウム・塩化物泉。支配人の下野(かばた)裕さんによると、美肌の湯ともいわれているそうだ。露天風呂に移る。こちらは石造りで、竹床に寝そべって休むこともできる。静寂。湯の流れ出る音しか聞こえない。

風呂上り、大浴場前の廊下に出て部屋に向かう。北山丸太で作られた凹凸のある廊下が、ふやけた足裏のつぼを刺激する。これがなんとも気持ちいい。

天橋立温泉は7年前に湧出(ゆうしゅつ)したばかりだ。夏は海水浴客でにぎわうが、冬場は閑古鳥が鳴き、車でおよそ1時間半離れた城崎温泉に宿泊・観光客が流れてしまっていたという。城崎は温泉とカニが魅力で、まちを挙げて観光客誘致に力を入れていた。こちら天橋立は、脂を上手に抜いた鰤(ぶり)のしゃぶしゃぶが名物だったが、「温泉」という武器がなかった。カニはとれるが、それを夕餉(ゆうげ)に出すだけでは城崎に勝てない。温泉がそろってこそ「食」と「癒」の相乗効果が生まれる。

そこで、天橋立地区の旅館・ホテルなどが共同して出資し、温泉を掘り当てたのだ。硬い岩盤のため、地下1500メートルも掘り下げ、湧出するまでに4カ月もかかったという。下野さんは、「日本三景という最高の景色に、温泉とカニが加わり、鬼に金棒になったと言われました」と言葉にも力が入る。

日本海に温泉が出た――温泉ブームも手伝って、天橋立は「立ち寄り観光地」から「宿泊観光地」へと変貌(へんぼう)を遂げた。

写真
苔(こけ)むした松林の庭。森閑。奥に阿蘇の海が見える
写真
「龍燈」の間。目の前が天橋立の運河だ
写真
風情に満ちた松露亭の玄関。「文珠荘」の表札が客をいざなう
<まだまだリポートは続きます>
前のページへ次のページへ
画面トップへ

  • ヘルプ
  • サイトポリシー
  • お問い合わせ
  • サイトマップ
  • 個人情報保護方針
  • 広告出稿
  • 会社概要
  • このサイトについて

※当サイトの推奨ブラウザは、Windows Internet Explorer6.0以上、Netscape7.0以上、Firefox 1.0以上、Macintosh Safari 1.0以上となります。
Copyright The Asahi Shimbun Company. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.
どらくに掲載の記事・写真の無断複製転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。

©朝日新聞社
無断複製転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。