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1900年との気温差をあらわす地図。「地球シミュレータ」で算出・再現されたデータにもとづく
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グリーンランドで採掘された氷床コアが保存されている冷凍貯蔵庫。グリーンランドや南極の氷にドリルで穴を開け、過去数十万年分の氷を取り出して気温の変化を調べるという、気の遠くなるような作業を続けている科学者たちがいる。(C)Roger Ressmeyer/CORBIS

1980年代
南極上空にオゾンホール発見、今も発生

1985年、イギリスの科学者ジョセフ・ファーマンらが南極上空にオゾンホールが存在することを発表。この現象がフロンガスの増加と関係していることを指摘した(南極上空のオゾンの量が少なくなっていることは82年に日本の南極観測隊が発見している)。

フロンガスによるオゾン層破壊のメカニズムは、その10年近く前にアメリカの科学者シャーウッド・ローランドとマリオ・モリーナの2人によってすでに解明されていた。彼らは、冷蔵庫の冷却ガスやスプレーの噴射剤として使われていたフロンガスが、たとえ少量であってもオゾン層を破壊する能力を持つことを指摘。このメカニズムは多くの科学者によて実証され、社会的にも大きな反響を呼んだ。

ジョセフ・ファーマンらによる南極でのオゾンホール発見は、このことを裏付ける決定的な証拠となり、オゾン層破壊物質の生産と消費を規制する国際的な取り決め、モントリオール議定書(87年)の採択につながった。

その後、95年には、フロンガスは生産も消費も全廃されるにいたった。しかし、すでに使われたフロンガスは大気中に残っているため、今もオゾン層は毎年発生している。

※本ページのテキスト・図版・写真は『気候変動+2℃』より抜粋して構成していま す。

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