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1900年との気温差をあらわす地図。「地球シミュレータ」で算出・再現されたデータにもとづく

1990年代
過去最大のエルニーニョ発生

1998年、過去半世紀で最大のエルニーニョ現象が発生。エルニーニョ(スペイン語で坊や)とは南米ペルー沖から日付変更線付近にかけての広い海域で、海面水温が平年に比べて0.5度以上上昇し、それが1年近くにわたって続く現象のことだ。数年に一度発生し、世界各地の異常気象と深い関係にあるとされるが、メカニズムはいまだに解明されておらず、温暖化との関係もわかっていない。

98年のエルニーニョは南太平洋のさんご礁の白化、インドネシアの大規模な森林火災、中国の干ばつ、ヨーロッパの洪水などの原因になったと言われている。

前年の97年、地球温暖化防止京都会議が開かれた。先進国が地球温暖化の原因となる温室効果ガスの削減目標を設定した「京都議定書」が採択された。日本に課せられた目標は、90年を基準として2012年までに二酸化炭素の排出量を6%削減することだ。

京都会議には、世界170カ国以上の国の代表が参加。寝る時間を削って話し合われた歴史的な会議を当時の市民も黙って見ているだけではなかった。「京都で決めよう!」というスローガンのもと2万人が市内を行進。無関心でないことを強くアピールした。

※本ページのテキスト・図版・写真は『気候変動+2℃』より抜粋して構成していま す。

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