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森づくりの初歩を学び、体験する。森づくりフォーラム

●全国の森林ボランティアを支援

植林をする、下草刈りをする、間伐をするなど、日本全国の各地域で森林ボランティアに関わる人たちがいる。森林整備の手助けをし、地域の人々や子どもたちとともに森の意義を考え、自然を守る。

NPO法人・森づくりフォーラムはそのような森林ボランティア団体の活動を支援する目的で1993年に発足した。会員となっている団体は日本全国で50団体以上にのぼり、活動を支援するための技術や運営方法を提供している。個人会員も体験活動や森林ボランティアに関する各種イベントに参加できる。

森づくりフォーラムの特色は、初心者でも安心してボランティア活動に参加できるよう、森林ボランティア講座を開催して、ひとりひとりが主体的に加わる態勢を提供していることだ。

例えば、森づくりフォーラムが東京都から委託された「多摩の森・大自然塾」の場合、森林の所有者と協定を結び、地主の理解と協力のもとで森林計画を立て、森の再生を目指した活動をしている。参加者は夢を共有し、持続的・主体的に取り組むことができるという。

●レベル別に講座、ステップアップ

ここでの活動は、多摩エリアを10の地域に分け、それぞれの自然条件、文化、歴史に合わせたテーマが掲げられている。森づくりフォーラム事務局の松井一郎さんは、「初級、中級、上級とレベルにあわせてプログラムを組んでいます。初級者は「森林ボランティア基礎講座」、「森林ボランティア体験講座」に参加し、作業の目的・方法・コツなど森づくりの初歩を丁寧に教えてもらってから森に入ります。中級、上級へとステップアップしていく過程も楽しんでもらっています」と語る。季節によって作業内容が異なるが、初心者はフィールドを知ることから始める。

鳩ノ巣フィールドと呼ばれる約8ヘクタールの地域では、2〜3月は地拵(じごしら)えと植樹。地拵えとは、苗木の植え付けを容易にする「整地」のこと。6〜8月になると下草刈りの作業。暑い時期なので、午前中で作業を終え、午後からは植生調査などを行う。秋から冬にかけては主に間伐作業を行っている。

●作業後は地元の人と交流も

夏と12月には、作業後に交流会が開かれている。「地元の人が差し入れた自家製の味噌(みそ)つきキュウリやミョウガのぶつ切り、完熟トマトなどをほおばりながら、森づくりフォーラム事務局員のチェロ演奏も聴けますよ」と松井さん。森づくりの基本を学びながら体験し、さらに地元との交流も可能な、贅沢(ぜいたく)なボランティアといえるだろう。

「多摩の森・大自然塾」のように、ボランティア講座を受け学習しながら活動できる団体は数多くある。

森づくりフォーラムの会員団体の代表的なものだけでも、岩手県盛岡市の「山仕事クラブ」、神奈川県横浜市の「山の自然学クラブ」、愛知県豊橋市「穂の国森づくりの会」、三重県多気郡「大杉谷自然学校」、広島県広島市「ひろしま人と樹の会」などだ。

日本各地で地域の林業家とともに、子どもから中・高年まで一緒になって汗を流している。

(更新日:2007年01月18日)

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