朝日新聞がビートルズ世代に贈る、こだわりエンターテインメントサイト

メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

ホーム設定

Special Contents ひと

  • インタビュー
  • フロントランナー
  • トップ
  • 地球発
  • マネー
  • ライフスタイル
  • 極める
  • からだプラス
  • エンタメ

記事を印刷

つながる

  • エコーる・カフェTOPへ
  • バックナンバー

ナチュラル事始め

ニットの着こなし ビジネスでも通じるコツを伝授

  • ページ1
  • ページ2

セーターやカーディガンなど、冬のワードローブに欠かせないニットウエア。スーツの下に重ね着すれば、ウォームビズにも効果的だ。しかし、ニットといっても様々な素材がある。さらに、どんなデザインや色を選べば失敗しないのだろうか。ニット選びのコツや着こなしのポイントを、スタイリストの高須美代子さんに聞いた。

写真
天然繊維には、綿や麻などの植物繊維と、絹、獣毛の動物繊維がある。保温性に優れた獣毛は冬のニットウエアに最適。羊毛に近い風合いのある合成繊維のアクリルは、シワになりにくく軽いうえ、手入れも簡単。

納得!発見!生活の知恵

着心地で天然繊維が人気

繊維は、大きく分けると、綿、麻、羊、絹などの天然繊維とナイロン、ポリエステル、アクリルなどの化学繊維がある。最近は天然繊維の人気が高い。高須さんによれば、独特の風合いがあって、着るほどに体になじんでくるのが魅力とのこと。「化学繊維のチクチクする肌触りが苦手という人は案外多いんですよ」という。

冬のニットウエアに使われる天然繊維のなかで最も一般的な素材は羊毛。19世紀末にアメリカでスポーツ選手が発汗(sweat)作用を促すために、毛糸で編まれたシャツを着たことからセーター(SWEATER)という呼び名が生まれたという。

本来、セーターは下着以外のニットウエア全般をさす言葉だが、日本では頭からかぶって着るプルオーバー型をセーターと呼ぶことが多い。

厳しい自然から生まれる最高級品

写真
寒暖の差が大きい山岳地に生息するカシミア山羊。剛毛に覆われた内側の柔らかい毛のみがカシミアニットの素材になる。(提供:株式会社フジイコーポレーション)
写真
南米、アンデス山脈の高地に生息するラクダ科の動物。なめらかな手触りと光沢のある毛で、軽く保温性も抜群。毛の色は20色以上ある。(提供:株式会社フジイコーポレーション)

動物から採れる繊維には、羊毛以外に、山羊やらくだ、ウサギなどがあるが、なかでもカシミア山羊から採れる毛を原料とするカシミアは、ニットの最高級品として知られる。カシミアという名前の由来は、千年ほど前にインドのカシミール地方で作られた山羊の毛のショールが、シルクロードを経てヨーロッパに伝わったことだという。

カシミア山羊の生息地は、中国、モンゴル、イランといった冬の寒さが厳しい山岳地。15〜20センチの外毛の下に2〜3センチの内毛がある二重構造で、使われるのは内毛だけ。この内毛は厳しい自然環境の中でなければ育たないため、限られた地域でしか採れない。その希少性もカシミアが高級品とされる理由だ。

羊はバリカンで毛を刈り採るが、カシミア山羊は人の手でていねいに梳(す)き採って集める。1頭から採れる量はわずか150〜200グラム、セーター1着に約4頭分の毛が使われる。

カシミアの原毛には、白、ライトグレー、茶の3色があり、色と等級によって価格が違う。一番高価な色は白で、中国産のものが良質とされている。

光沢や風合いを保つためのポイント

保温性に優れ、柔らかで軽く、上品な光沢や独特のヌメリをもつカシミアは「繊維の宝石」とも呼ばれている。

繊維が細くデリケートなカシミアの風合いを保つためには、脱いだらブラシで表面のホコリやゴミを軽く払い、ハンガーにかけて風通しのよいところにつるして湿気をとる。続けて着ると毛玉や毛羽立ちしやすくなるので、1日着たら2、3日は休ませることも必要だ。頻繁にドライクリーニングに出すのも避けたい。

カシミア以外のニット製品も同様の手入れをすれば、長く愛用することができる。

次のページへ
画面トップへ

※当サイトの推奨ブラウザは、Windows Internet Explorer6.0以上、Netscape7.0以上、Firefox 1.0以上、Macintosh Safari 1.0以上となります。
Copyright The Asahi Shimbun Company. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.
どらくに掲載の記事・写真の無断複製転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。

©朝日新聞社
無断複製転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。