朝日新聞がビートルズ世代に贈る、こだわりエンターテインメントサイト

メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

ホーム設定

Special Contents ひと

  • インタビュー
  • フロントランナー
  • トップ
  • 地球発
  • マネー
  • ライフスタイル
  • 極める
  • からだプラス
  • エンタメ

記事を印刷

つながる

  • エコーる・カフェTOPへ
  • バックナンバー

エコーる・カフェ ナチュラル事始め

優しい生活 家庭でできるエコダイエット

  • ページ1
  • ページ2
写真
写真
藤村さん手作りの保温箱。木:厚さ9ミリ、発砲スチロール:厚さ10ミリ、ガラス繊維:厚さ25ミリ、ガラス繊維の表面はガラスクロスで覆った。

生かす!プロの視点

楽しくできるちょっと非電化生活

電気を使わないで済む「非電化製品」を発明したり、環境にあまり負荷を与えたりしない製品を紹介する藤村靖之さん。「電気を否定しているんじゃないんです。ただ、電気を使わないやり方もあるということを知ったうえで、楽しい方を選んでもらいたい」と提案する。

「例えば、フローリングや畳なら電気掃除機より熟練の職人が丁寧(ていねい)に作ったほうきの方が、格段に気持ちよく掃けます」。ただし、ほうきはカーペットにもぐり込んでいるほこりは苦手。そこで発明家はカーペットにも使える非電化掃除機を作ってしまう。

発明家は自分の発明品でなくても、環境にいいと思えるものを勧める。例えば圧力鍋。鍋の中の気圧が上がるため、沸点が120度と高くなる圧力鍋では、材料に早く火が通る。藤村さんによると、「ほとんどのものは普通の鍋の3分の1以下の時間でできあがる。火を消してからも、10分くらいは100度以上で調理が持続できるため、同じくガスを使った普通の鍋に比べると、燃料費は4分の1以下に節約されます」。

さらに藤村さんは、加熱時間3分半でご飯を炊き上げるテクニックを教えてくれた。圧力鍋をガスコンロにかけると、強火で3分半ほどで沸騰が起こり、蒸気が出始める。普通はここで弱火にしてさらに8分ほど加熱する。しかし、蒸気が出た後の加熱は温度を維持するためのものであるから、熱が逃げないようにすればいいと、断熱材で囲った保温箱を作って入れた。すると結果は、普通に炊いた時と同じようにおいしく炊き上がったという。

エコライフ&スローライフに役立つ製品例

写真
ほうき:藤村さんも愛用している白木屋傳兵衛商店の江戸ほうき。座敷ほうきは8千円程度と安くはないが、しなやかな掃き心地や5年は型くずれしない耐久性を考えれば納得できる。
写真
手巻きラジオ:ハンドルを1〜2分回すと、20分くらいは聴くことができるラジオ。写真は防滴仕様になっているため藤村さんが風呂場で愛用している太知製品。
写真
ハクキンカイロ:服の内側から温めるので効率が良いカイロ。24ccのベンジンで最大24時間保温できる。繰り返し使用できるのでごみも発生しない。
写真
非電化除湿器:2日間かけて1〜1.5リットルの湿気を吸収する。湿気を吸い取った後、日に当てると再び除湿できる状態になり、半永久的に使える。何でできているかなど、詳しいことは非電化工房のホームページで。
写真
非電化掃除機:畳でもフローリングでもカーペットでも使える。掃除機を押したり引いたりするだけでゴミは内側の容器に運ばれる。部屋の空気を汚す心配もない。非電化工房の製品。

実践へのアドバイス

これなら作れる、消臭器

写真

悪臭は危険を知らせてくれるものだから、化学合成の芳香で隠してしまうのは問題だと考える藤村さん。しかし、トイレのにおいはほどほどに消したい。そこで竹炭を使った消臭器を考えた。日曜大工に慣れている人なら4時間くらいで作れるはずだ。

  1. 長さ50センチ、直径5〜6センチの竹炭を5本用意する。
  2. 竹炭の節を突き破り、表面を粗めのサンドペーパーでこする。
  3. 直径6〜8センチくらいの穴を竹炭1本当たり10個ほど開ける。
  4. 5本の竹炭を2〜3センチ間隔で、釣り糸かタコ糸で横棒につるす。

適当に作ると効果が出ないので、上記の通りに作ることが大切だ。スプレーラッカーで少し模様をつければ、おしゃれな雰囲気に。ただし、たくさん吹きつけると消臭効果がなくなるので注意。壊さなければ半永久的に使える。

非電化工房のホームページ:http://www.hidenka.net

藤村靖之:1944年生まれ。大阪大学大学院基礎工学研究科物理系専攻博士課程卒業。工学博士。現在、非電化工房、発明工房、発明起業塾を主宰。科学技術庁長官賞、発明功労賞などを受賞。主な著書に「エコライフ&スローライフのための愉しい非電化」(洋泉社)、「さあ、発明家の出番です!」(風媒社)などがある。

(更新日:2007年02月20日)

前のページへ
画面トップへ

※当サイトの推奨ブラウザは、Windows Internet Explorer6.0以上、Netscape7.0以上、Firefox 1.0以上、Macintosh Safari 1.0以上となります。
Copyright The Asahi Shimbun Company. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.
どらくに掲載の記事・写真の無断複製転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。

©朝日新聞社
無断複製転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。